住まいのコラム

2025.06.18

ZEH住宅のデメリットを対策して後悔を防ぐポイント|メリットや補助金、信頼できるハウスメーカーの選び方も解説

ZEH住宅のデメリットと対策

ZEH住宅のメリットは聞くけど、デメリットはないの?

デメリットや注意点を対策して、後悔しない家づくりがしたい

このようにお考えの方もいるのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、ZEH以上の高性能省エネ住宅を手がけるアキュラホームが、ZEH住宅のメリット・デメリットと、デメリットを対策して後悔を防ぐ方法について分かりやすく解説します。

コラムのポイント
  • ZEH住宅とはどんな家か、特徴とメリット、デメリットについて分かりやすく紹介します。
  • ZEH住宅のような、高性能な省エネ住宅を建てる際に知っておきたい、デメリットや注意点を対策とセットで確認しましょう。
  • ZEH水準やZEHを超える家を建てるために、信頼できるハウスメーカーを選ぶポイントも紹介します。

理想の暮らしができる家づくりを実現するために、ぜひ最後までごらんください。

 

ZEH住宅とはどんな家?

ZEH住宅のイメージ

(出典)SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)ウェブサイト

 

「ZEH(ゼッチ)」とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語です。

建物の断熱性能を高めて、高効率な設備を導入し消費するエネルギーを少なくすることで「省エネ」を実現するとともに、太陽光発電などの再生可能エネルギーを創り出す「創エネ」によって、エネルギー収支が正味ゼロになることを目指した住宅のことをいいます。

(出典)SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)ウェブサイト|ZEH(ゼッチ)とは

2030年には、ZEH水準が新築で義務化される予定となっているため、これから戸建て住宅を新築・購入するなら、ZEH水準以上の省エネ性能を持つ家が必須となります。

 

ZEH住宅の3つの条件

ZEH住宅の3条件

(出典)SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)ウェブサイト

 

ZEH住宅の実現には、以下の3つの要素を取り入れる必要があります。

①外皮の高気密・高断熱化

外皮とは建物の外側を包む部分で、屋根、外壁、天井、床、窓などが挙げられます。

住宅の外皮を高気密・高断熱化することで、外気の影響を受けない快適な室内環境を維持できます。

②住まいの省エネルギー化

効率の良い設備(エアコンや給湯器、照明器具、節水・節湯水栓、換気設備など)を導入して、生活で消費するエネルギーを少なくします。

住まいの省エネ化はCO2の排出量を削減し、地球環境にやさしいのはもちろん、光熱費の削減にもつながります。

③エネルギーを創出する(創エネ)

太陽光発電などの再生可能エネルギーを創り出す設備を取り入れて、生活で消費するエネルギーと、創り出すエネルギーの収支を正味ゼロにします。

 

ZEH住宅のメリット

ZEH住宅の快適な暮らしのイメージ

快適で健康的な暮らし

ZEHレベルの高断熱住宅にすることで、室内温度を保ち、夏は涼しく、冬は暖かく、一年中快適に生活できる家になります。

さらに、高断熱住宅では居室間の温度変化が小さくなるため、ヒートショック対策につながるほか、結露による湿気やカビの発生を防ぎ健康的な暮らしが送れます。

光熱費の削減

ZEH住宅は、断熱性能の強化、高効率設備の導入によってエネルギーの使用量を削減し、日々の光熱費を大幅に削減できます。

太陽光発電によって自家発電した電気を使えば、さらに電気代を節約できます。

災害時も安心

ZEH住宅は太陽光発電に加えて蓄電池を設置することによって、災害時に停電になっても、生活に必要な電気を使えます

ZEH住宅は、住宅のレジリエンス(外部から受ける力や影響に対する「しぶとさ、強靭さ、回復力」)を高めることにもつながるとして、近年注目されています。

補助金や減税、金利引き下げを受けられる

ZEH住宅を新築すると、補助金や住宅ローン控除、フラット35借入金利の引き下げなどの優遇が受けられる点もメリットです。

補助金や減税制度が充実している今、高性能でランニングコストの少ない家をお得に建てられるチャンスと言えるでしょう。

 

ZEH住宅のデメリット・注意点

ZEH住宅のデメリット・注意点

ZEH住宅などの省エネ住宅を新築する前に知っておきたい、デメリットや注意点についてまとめました。

省エネ住宅は初期の建築費用が高くなるため、補助金や減税制度を有効活用して建てたい場合は、後述するハウスメーカー選びも重要になってきますので合わせて参考にしてください。

①初期コストが高い

ZEHのような省エネ住宅は、外皮の断熱基準を達成するために高性能の断熱材や高断熱サッシを使用するため、初期の建材コストが高くなります。

また、太陽光発電や蓄電池、高効率給湯器などの省エネ設備の導入も必要なため、総合的に初期コストが高くなる点がデメリットになります。

ただし、2025年時点では、補助金や住宅ローン控除などの減税制度を活用することで、新築時の建材や設備導入のための負担増を軽減できるようになっています。

②設備の修繕・交換費用が高い

住宅設備は物である以上、不具合が起きたり、交換が必要になったりすることは避けられません。

太陽光発電パネルは特に、屋根の雨漏りなどに注意が必要で、定期点検やメンテナンスが必須なので継続的に費用がかかります。

ZEH住宅を建てるなら、設備の定期メンテナンス費用・交換サイクルと光熱費削減効果を比較しバランスのよい仕様を選択することをおすすめします。

③2025年の最大160万円補助金にはZEH水準以上の高断熱化が必要

2025年の国の住宅新築・リフォーム補助金「子育てグリーン住宅支援事業」では、注文住宅で外皮の断熱等性能等級6以上などを満たした「GX志向型住宅」を新築すると最大160万円と大きな補助が受けられます。

ZEH住宅の断熱性能の最低基準は等級5のため、ZEHの最低外皮基準で新築すると、子育てグリーン住宅支援事業の160万円補助金の要件を満たせないということになります。

(参考)子育てグリーン住宅支援事業|新築住宅の省エネ性能

また、子育てグリーン住宅支援事業では、子育て・若者夫婦世帯に当てはまれば、以下のようにZEH水準や長期優良住宅でも補助金が出ます。

 

〈表:子育てグリーン住宅支援事業の対象と補助額〉

対象世帯 対象住宅 最大補助額
全ての世帯 GX志向型住宅 160万円/戸
子育て世帯・若者夫婦世帯 長期優良住宅 古家(既存住宅)を解体して建て替える場合 100万円/戸
上記以外の場合 80万円/戸
ZEH水準住宅 古家(既存住宅)を解体して建て替える場合 60万円/戸
上記以外の場合 40万円/戸

(参考)子育てグリーン住宅支援事業|注文住宅の新築|対象要件の詳細

 

ZEH水準以上の高断熱住宅+長期優良住宅が可能なハウスメーカーなら、国・自治体ともに補助金の選択肢が多く、減税制度も多く適用できるため、お得に末永く快適に住めるマイホームが建てられます。

 

アキュラホームは、高気密高断熱・省エネかつ、木造住宅で完全自由設計&大空間が実現できる独自工法『AQダイナミック構法』を採用しています。

ZEH水準の断熱等級5&長期優良住宅の「超空間の家」、およびZEHを超えた断熱等級7で最大160万円の補助金申請も可能な「超断熱の家」で、一人ひとりの敷地条件やライフスタイルに最適な住まいをご提案します。

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④補助金の申請後は設計の変更ができない

ZEH住宅や長期優良住宅など、一定の性能を備えた住宅が対象となる補助金を活用して家づくりをする場合、補助金申請後はプランの変更ができないことに注意しましょう。

例えば、ZEH住宅に対する補助金『戸建住宅ZEH化等支援事業』の場合、交付決定日以降の変更は原則として認められないとルールが決まっています。

(参考)SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)ウェブサイト

また、着工してから申請することもできないため、補助金を活用するなら、着工前にしっかりプランを固めてから申請するようにしましょう。

 

ZEH住宅のデメリットを対策して後悔を防ぐポイント

ZEH住宅のデメリットを対策して後悔を防ぐポイント

これからの家づくりのスタンダードとなるZEH住宅を新築する際、デメリットや注意点を踏まえて後悔を防ぐためのポイントについて解説します。

ZEH以上の省エネ住宅の実績が多く、信頼できるハウスメーカーを選ぶ

これから家づくりをするなら、ZEH水準はもちろん、それ以上の外皮断熱性能や省エネ性能を達成した家づくりの実績が多い、信頼できるハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。

ハウスメーカーを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしてみてください。

ZEH以上の性能と間取り自由度を両立できるか

ZEH住宅でよくある後悔として、「希望する間取りやデザインを実現できなかった」というものがあります。

例えば、断熱性を高めるため「大きな窓」や「高天井」、「吹き抜け」などを諦めなければならなかったというケースもあります。

しかし、工法と設計の工夫次第で、木造住宅で高断熱と大空間の両立は十分可能です。

これから新築するなら、ZEH水準や長期優良住宅の基準をクリアしつつ、間取り自由度が高く、大空間や大きな窓も実現できる、独自の工法を持っている設計力のあるハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。

地域に適した設計や住んでからのことも考えた提案をしてくれるか

ZEH住宅のような省エネな家の目的は「住んでいる地域で、暖かく涼しい健康・快適な暮らしを、いつまでも最少のエネルギーコストで実現できる家」を実現することです。

省エネ住宅の目的を達成するためには、実際の敷地や建築条件を反映したエネルギー予測や設計手法が不可欠です。

  • 家を建てる地域や敷地に最適な性能や設備を提案してくれる
  • メンテナンスしながら適切に住まいを運用していく方法まで提案してくれる
  • 地元密着で責任を持って建てて、その後も都度相談ができるアフターフォロー体制がある

上記のようなハウスメーカーであれば、安心してZEH住宅や省エネな家づくりを任せられます。

補助金や減税制度を活用し、将来を見据えて性能を選ぶ

前章でも解説した通り、ZEHを超えた省エネ性能や長期優良住宅の基準をクリアして新築すれば、補助金や減税などで受けられる恩恵が大きくなります。

現在の主な省エネ住宅の基準一覧(2025年6月時点)

住宅の種類 断熱等級(外皮基準) 一次エネルギー消費量等級
ZEH・ZEH水準住宅 等級5以上 等級6相当以上

(一次エネルギー消費量を次世代省エネ基準から20%以上削減)

 

長期優良住宅・低炭素住宅 等級5以上 等級6以上

(一次エネルギー消費量を次世代省エネ基準から20%以上削減)

ZEH+ 等級6以上 等級6相当以上

(一次エネルギー消費量を次世代省エネ基準から30%以上削減)

GX志向型住宅 等級6以上 等級6相当以上

(一次エネルギー消費量を次世代省エネ基準から35%以上削減)

※「次世代省エネ基準」とは、2025年時点で最低限満たすべきと決められている住宅の省エネ性能の基準です。

※それぞれの省エネ住宅には、外皮断熱・省エネ等級以外にも要件が定められています。

 

ただし、それぞれに家づくりの優先順位や希望がありますし、地域の気候特色などによってもベストな建て方は異なります。

どの省エネ住宅の基準を満たして建てるかの判断基準は、以下のようなポイントを踏まえて総合的に判断しましょう。

  • 快適で希望の暮らし方ができるかどうか
  • デザイン、間取りの希望との兼ね合い
  • 補助金や減税制度を活用した上で予算に合うか
  • 建ててからの住まいに関するお金(光熱費やメンテナンス費用)やエネルギーの収支に納得できるか

 

まとめ

ZEH住宅は、快適で経済負担が少なく、家族にも地球にもやさしい家を実現できます。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、災害時にも備えられるなど、多くのメリットがあります。

ZEH住宅のデメリットは初期費用や設備のメンテナンス費用が高いことです。

ただし現在は、補助金や減税制度、住宅ローン金利引き下げなどの優遇制度が充実しているため、上手に活用すれば初期費用の負担を抑えてお得に快適な住まいが手に入ります。

ZEH住宅をはじめとする省エネな家づくりで後悔しないためには、信頼できるハウスメーカーを選び、補助金や減税制度を有効活用しながら、将来を見据えた家づくりをすることが重要です。

アキュラホームでは、ZEH水準の断熱等級5&長期優良住宅の「超空間の家」、およびZEHを超えた断熱等級7で最大160万円の補助金申請も可能な「超断熱の家」で、一人ひとりの敷地条件やライフスタイルに最適な住まいをご提案します。

アキュラホームの家づくりの特徴や建築実例を分かりやすく紹介したカタログもご用意しております。

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